
年を重ねるごとによって髪の毛が薄くなり始め、抜け毛が気になるからといって
育毛剤やら育毛シャンプーといった頭皮ケアを始める方も多いかと思います。
しかし、なかなか薄毛改善といった効果がなく
志半ば諦めてしまった方もいるのではないでしょうか。
効果が出なかったのは育毛剤や育毛シャンプーが効果がなかったというより
そもそも、頭皮ケアの前にやるべき事をやっていなかったからだと私は考えます!
そのやるべき事とはズバリ『食べ物の見直し』です!
我々の体は日々摂取する食事から作られていて
髪の毛も同様に食べた物がそれら一部となりますが
食生活が乱れやすい現代では抜け毛の原因になる食べ物を
摂取している可能性もかなり多く育毛に適した食生活が送りにくくなっています!
抜け毛の原因になる食生活
抜け毛を予防する為には食生活の改善がとても重要になりますが
抜け毛が多く、髪の毛のボリュームが少なくなったり、髪の毛のコシが
なくなってくるようでしたら食事内容を疑ってみましょう。
毎日3度の食事を摂っていても悪い影響が出る場合があります。
塩分過多
塩分の取り過ぎはタンパク質と結合して強く丈夫な髪を生成する
IGF-1(インスリン様成長因子)が作られなくなり
髪の成長サイクルを乱し抜け毛の原因になるといわれています。
糖質の取りすぎ
糖質(炭水化物)の取り過ぎは血糖値を上昇させ糖尿病に繋がりますが
血液中のブドウ糖が増える事で血流が悪くなり髪にも悪い影響が出てしまいます。
肉中心の食事
動物性脂肪の取り過ぎはコレステロール値を上昇させ肥満の原因となりますが
血液中にコレステロールが増えてしまうと、頭皮の血流も悪くなり
薄毛の原因になるといわれています。
食品添加物の摂取
食品添加物は基本的には栄養価がないだけでなく
他の栄養素の吸収を阻害してしまう影響があります。
スナック菓子、インスタント食品や清涼飲料水などに
多く含まれておりますので、過度な摂取には十分注意しましょう。
抜け毛予防に効果的な栄養素
我々人間の体は摂取する栄養素により健康を保っていて
食生活の仕方によって体調の好調、不調が左右されます。
食べ物だけで抜け毛が防げるという食材はありませんが、
髪に必要な栄養素というものは存在します。
どういった栄養素を摂取すれば、抜け毛予防に効果的なのかを
いろいろと勉強していきたいと思います。

髪の95%以上がケラチンというアミノ酸から作られているタンパク質で構成されており、タンパク質は髪の最も基本的で重要な栄養素です。
そして、タンパク質は人の身体を構成する2番目に多い栄養素で、髪だけでなく皮膚や筋肉・内臓・爪・血液といったものを生成してます。
しかし、タンパク質は生命維持に直結する臓器に対して優先して消費されますので、生命維持とは直接関係のない髪は、タンパク質の消費優先順位が低くなり、タンパク質が不足していると髪を作る栄養がないため健康な髪が生えにくくなるといわれているのです!
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■タンパク質を多く含む食材動物性…肉、魚、卵、乳製品
植物性…大豆、納豆、豆
[/colored_bg] [line color=”gray” style=”dotted” width=”1″] [icon image=”point3-2-r”]ミネラル
摂取した食物に含まれるアミノ酸からケラチンを合成する働きをするのがミネラルですが、ミネラルが不足すると、抜け毛予防に必要な栄養素を摂取しても体内に吸収できず、育毛効果も期待できなくなってしまいます。
亜鉛

亜鉛はタンパク質の分解と再構成になくてはならない栄養素となっていて、タンパク質の吸収を高める効果がある亜鉛が不足すると薄毛になるといわれております。
亜鉛には、タンパク質を髪の栄養としての吸収を高めるだけでなく、抜け毛の原因となる酵素を抑制する働きがあります。
亜鉛の働きはそれだけでなく、滋養強壮を効果を高めるなどとにかく優秀な働きをします。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■亜鉛を多く含む食材牡蠣、スルメ、豚レバー、牛もも肉、うなぎ、いわし
パルメザンチーズ、納豆、アーモンド、高野豆腐、海草類
[/colored_bg]
鉄

鉄分は、血液中に含まれるタンパク質の一種のヘモグロビンの生成に不可欠な栄養素となっていて、酸素と結びついて全身の細胞に酸素を供給する役割を担っています。
潤いのある健康な髪を維持するのに必要な成分のひとつとされて、鉄分はビタミンCと一緒に摂取することで、吸収が高まります。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■鉄を多く含む食材レバー、マグロ、ほうれん草、ひじき、豆乳
[/colored_bg]
マンガン

マンガンはタンパク質や脂肪の代謝を助ける酵素の構成成分であり、ケラチンの合成に欠かせないミネラルです。
また、老化の原因になる活性酸素を除去するには、それを除去する働きのある酵素が必要ですが、その酵素の構成成分がマンガンで、組織や細胞膜の酸化を防ぎます。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■マンガンを多く含む食材生姜、日本茶(玉露)、しそ、しじみ
[/colored_bg] [line color=”gray” style=”dotted” width=”1″] [icon image=”point3-3-r”]ビタミン
ビタミンのうちビタミンAは頭皮の血行を促進すし、ビタミンBは抜け毛を防止、ビタミンEは髪の毛の健康を維持するといった役割があります。また、ビタミンは体内で作り出すことができず、緑黄色野菜、果物、穀物、魚等から摂取します。
ビタミンA

細胞分裂を正常化して頭皮の健康を保つ働きがあるビタミンAは皮脂腺や汗腺などへの影響が強く、老廃物などの排出を
スムーズにしてくれる働きがあり頭皮と毛穴を清潔に保つ手助けをしてくれます。
ただし、ビタミンAは取りすぎてしまうと、頭皮の柔軟性を失う危険性もあり、頭皮が硬くなってしまうと、血行が悪くなり十分に栄養が行き渡らなくなりますので髪の成長が阻害されてしまい、薄毛や抜け毛の原因となってしまうといわれています。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ビタミンAを多く含む食材緑黄色野菜、レバー、うなぎ
[/colored_bg]
ビタミンB2

皮脂の分泌を抑え、頭皮を清潔に保ち新陳代謝を活性化させ発毛を促します。
ビタミンB2は皮膚や粘膜のビタミンといわれており、細胞分裂を促進して健康を保つ役目があるため、頭皮の健康と髪の毛の生成には欠かせない栄養素です。
また、血液をサラサラにして動脈硬化の予防することで、髪に栄養が行き渡りやすい環境をつくります。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ビタミンB2を多く含む食材レバー、卵、大豆、乳製品、緑黄色野菜
[/colored_bg]
ビタミンB6

不足すると貧血や頭皮環境の悪化を招く要因になるともいわれいるビタミンB6ですが、ケラチンを合成する亜鉛の働きをサポートします。
髪の毛に必要だからとタンパク質やアミノ酸を十分摂取していたとしても、ビタミンB6が足りていないと意味がないことになってしまいます。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ビタミンB6を多く含む食材カツオ、マグロ、イワシ、サバ、レバー、肉類、バナナ、
キャベツ、ピーナッツ、くるみ、大豆
[/colored_bg]
ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの生成を助けて鉄分の吸収、老化の原因となる活性酸素から身体を守るはたらきなどがあります。
特に皮膚のコンディションを整えるのは美容や育毛にとって重要な要素となっており、血管や頭皮を丈夫にし抗ストレスホルモンの分泌を促します。
ビタミンcは熱に弱く、水に溶けやすい性質があるので、どんなにたくさんのビタミンcが含まれている食品でも、調理すると壊れてしまいます。よってそのまま食べられる果物などはビタミンcを損なわずに摂ることができる食物だといえます。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ビタミンCを多く含む食材かんきつ類、イチゴ、野菜
[/colored_bg]
ビタミンE

ビタミンEは若さ維持のビタミンといわれていて、血管を掃除し頭皮細胞を壊す過酸化脂質の生成を抑えたり、毛細血管を広げる効果があります。
頭皮の隅々まで栄養素を届けるのに役立つビタミンEはビタミンCと一緒に摂ると効果が上がり
髪には良いのですが、脂溶性なので過剰摂取には注意が必要といわれています。
ビタミンEのような脂溶性ビタミンは過剰摂取しても尿として排出されず、体内に蓄積されるビタミン群でビタミンAのように副作用で毛が抜ける訳ではありませんが胃の不快感、頭痛などの副作用が上げられます。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ビタミンEを多く含む食材ナッツ類、植物油、魚介類、ごま
[/colored_bg] [line color=”gray” style=”dotted” width=”1″] [icon image=”point3-4-r”]その他
カプサイシン

カプサイシンには血行が良くなるこ効果があり、血行が良くなる事で頭皮の血流も良くなります。つまり髪の毛にも、栄養が行き届きやすくなるといえます。
また、男性型脱毛症は、髪の毛の成長期に毛母細胞が正常に働かず、髪が抜けてしまう症状なのですが、この毛母細胞に発毛を働きかける物質がIGF-1といわれています。
カプサイシンを摂取することで、刺激を受けた細胞からCGRPという物質の放出が起こりますが、これは毛乳頭にCGRPが作用し、IGF-1を作ります。
ただしカプサイシンは、CGRPそのものの原料ではありませんので
このためCGRPを作り出すイソフラボンとセットで摂取することにより、
育毛効果が期待できるといわれております。
唐辛子
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イソフラボン

大豆イソフラボンは、体内環境の変化など必要に応じて女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることから、髪の毛の悩みに効果があるといわれており
男性型脱毛症に非常に有効で、男性ホルモンを抑制して、髪の発育に良くない原因となる成分になるのを防いでくれるのです。
また、カプサイシンとの合わせ技で、発毛、育毛を促進することも期待できます。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■イソフラボンを多く含む食材大豆製品
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ノコギリヤシ

ノコギリヤシは北米〜メキシコに生息するヤシ科の一種で精子に栄養を運ぶ健康維持効果の役割を果たし男性らしさを保つ効果があるといわれておりますが
男性型脱毛症のAGAの原因となる酵素の働きを防ぐことが分かった為、抜け毛・細毛を防止するといま一番注目されている成分です。
また、ノコギリヤシは、亜鉛と併用することで育毛効果がさらに期待できると考えられています。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■ノコギリヤシを多く含む食材ノコギリヤシ
[/colored_bg]
コラーゲン

若々しい肌には欠かせないコラーゲンですが、髪を作る材料にもなり、頭皮を乾燥から守ってくれる効果があり、水分を含んだ柔らかい頭皮を作ってくれるので抜け毛の減少を抑えてくれます。
コラーゲンが豊富な頭皮は、髪の毛が生えやすい環境となるのですが残念ながら年齢とともに少しずつ量が減ってきてしまいます。そして、皮膚に柔軟性がなくなり頭皮がつっぱりやすくなり血行障害を起こしやすくなってしまうのです。
コラーゲンを摂取し、頭皮に柔軟性を戻すことで血行による薄毛対策効果も期待され始めている栄養素です。
[colored_bg color=”light‐red” corner=”r”] ■コラーゲンを多く含む食材手羽先、鶏軟骨、牛すじ、豚白モツ、フカヒレ
[/colored_bg]
抜け毛予防の効果を出す為の3つの準備
以上のように抜け毛の原因になる様な食生活は避け
抜け毛予防に効果的な栄養素を摂取する事が
抜け毛を予防するのに大変効果的ではあるのですが
その前に根本的に体に悪い生活習慣を改善しなければなりません。
その① 睡眠不足の改善

睡眠中に毛根は栄養補給や細胞を増殖させておりますので、睡眠不足な生活を続けていると当然毛根にも悪影響を及ぼします!
また、睡眠不足によって自律神経に悪影響を与えますとイライラといったストレスを感じやすくなり、このようなストレスは間接的ではありますが頭皮や髪の毛にも影響を与えますので質の高い十分な睡眠時間を確保する事が重要となります!
その② タバコを止める

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があり当然頭皮にも悪い影響を与えています。
喫煙する事で頭皮の毛根に栄養を送る血管が収縮してしまい毛根への栄養補給を妨げてしまうのです。
よって抜け毛予防にと育毛剤やら頭皮ケアをしたとしても喫煙しているかぎりこれらの効果が出にくくなる事は想像できるかと思います!
その③ 運動不足の改善

抜け毛の原因の一つに頭皮の血行不足がありますが日頃の運動不足は頭皮にも悪影響を及ぼします。
運動不足は血行不良を起こし新陳代謝も落ちるので髪の育ちにくい環境になってしまいます。
また肥満になりやすくなり、皮脂の分泌が増えますので毛穴が詰まる等、頭皮のにも悪影響を与えます。
日頃から体を動かす事を意識する事が重要で、特に有酸素運動をする事で血行不良を改善できますのでウォーキングや通勤に自転車といった日常生活で始めやすいものが良いでしょう!
頭皮ケアを始める前にやるべき事

いかがでしたか。抜け毛が気になっている方の多くは上にあげた3つの悪い習慣があると言われております。
いくら食生活や食べ物を気を付けても悪い習慣を治さない限りはなかなか抜け毛を減らす事は難しいかと思います。
そして、ここからがもっとも重要な事になるのですが、我々人間は毎日摂取する食べ物からの栄養から体の細胞を作っていますが、髪の毛も同様です。
栄養不足は薄毛の原因になりますのでバランス良く体に良いものを食べる事が重要です。
しかし、これら栄養素も吸収されなくては
意味がなくなってしまいます。
腸内環境が悪い方は便秘がちになり、腸内の悪玉菌が優勢の為、
栄養の吸収が悪いと同時に毒素が排泄されにくい状態になっています。
このような状態では血液中に毒素が入ってしまいますので、
全身にキレイな血を巡らせにくくなり、当然頭皮の血流も悪化してしまいます。
その結果、毛髪にも栄養が届かなくなり
薄毛になってしまうという悪循環になってしまうのです。
血管は心臓から離れるほど細くなるのですが
特におでこ付近の前頭部は血管も密度も大変少なくなっていて
さらに、身体は生命維持に関わる器官の重要度に応じて、
栄養分が行き渡るよう優先順位をつけるといわれているのですが
体調不良や病気等、身体に何らかのリスクが生じた場合、生
命維持のための重要度の低い髪の毛は、真っ先に毛根への栄養供給が
カットされる可能性が高いのです!
なので腸内環境を良い状態に保つ事が
抜け毛予防の第一歩となるのです!
抜け毛予防、薄毛対策を4ヶ月間やった結果
そして、自分なりに抜け毛予防についていろいろと勉強してを
4ヶ月間やった結果はといいますと…
初めはどのような状態かといいますと

このような感じでもう髪の毛はぺったんこで
ヤバい状態でした。
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1ヶ月後

抜け毛が明らかに減ってきたのがわかります。
髪の毛に多少ボリュームが出てきて
若干ふっくらしてきた感じがしました。
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2ヶ月後

少なくなってきた抜け毛ですが
以前は細い抜け毛が多かったのですが
抜け毛も太いのが目立ってきました。
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3ヶ月後

毛の密度が増した様に感じます。
そして、髪の毛も太くなった感じがするので
腰がでてきました。
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4ヶ月後

薄かった面積が少なくなってきました!
見た目にも頭皮が元気になった事が実感出来ます!
抜け毛予防は食べ物からのまとめ
いかがでしたか。
いままで抜け毛予防や薄毛対策にと星の数程
育毛グッズにチャレンジしてきた方も多いかと思います。
なかなか育毛の結果が出ずにその度に
「もう無理かな…」なんてあきらめてきた方は
まずは高価な育毛グッズを試す前に腸内環境を改善し
食生活の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
我々の髪の毛はもちろん体は食べ物から作られていることを
この3ヶ月間でより強く実感しています。

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4ヶ月後

抜け毛を減らし頭皮環境が改善、髪の毛も増えてきたのはもちろん、
それ以外にもいろいろと体に良い変化が訪れてきています。
今後も腸内環境を良好な状態を維持し、食べ物を意識して、
自分の体も髪も健康的に作っていきたいと思います!